疏水百選〜伝え流れるる歴史の清流1170〜

水系

水系

 

 

 

厳美渓よりおよそ上流2800m地点の厳美町字小河原に磐井川を水源とする900年前に藤原秀衡公家臣照井太郎高春が開削したと云われている大〆切頭首工がある。


大〆切頭首工から取水された照井堰は厳美町字笹辺良にて北堰と南堰に分水され、北堰は五串村・達谷村・平泉村・高舘村・中 尊寺村へ流下、 南堰は五串村を通り山目村山口に至り、山根堰と赤荻南堰に分水され、さらに赤荻南堰は太田貝にて定盤を設け上 照井堰・中照井堰・下照井堰に分水された。


上照井は乱馬山の中腹を通り平泉町高田まで達する。

中照井は主として細谷・新町・正覚前・正覚後の用水となる

下照井は石畑・前堀・大林村へ流下する。

あと一本は朴堰と称し立沢・十二神・里前・朴・川原田方面へ流下、かんがいする

大〆切頭首工から取水された大江堰は分水されるところがほとんどなく三関村まで自然流下するが、山腹水路で蛇行し川を越える 時は大筧をかけて流下された。

総延長 嘉永7年 8346間(1間≒1.81818m)

      

 

 

平成16年 63.9489q


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